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ナナガツ

「近所のお母さんが、髪を切らないのに買い物に来られるような店にしたい」

古民家を利用した暖かい美容室。

 

神楽坂駅や江戸川橋駅から徒歩で数分歩くと、八百屋、魚屋などが70店舗立ち並ぶ地蔵通り商店街にたどり着きます。横町の面影を残す商店街に、このノスタルジックな雰囲気を活かした新しいお店が複数できています。そんなお店の一つがヘアサロン「ナナガツ」。

オーナーの 舘山耕太郎さんにお話を伺いました。

 

築70年の木造建築にオープンした美容院

美容院のインテリアと言えば、シンプル、スタイリッシュ、といったイメージがあるかと思いますが、ナナガツさんの特徴は、古民家をリノベーションした珍しいインテリア。

築70年の木造建築。大家さんも改築を考えていたほど。

「下見に来たら、梁が出ていたり、変なところに柱がある、そこが気に入ってここに決めました」と語る舘山さん。

内装には奥様も深くかかわられましたが、お二人とも普段から古い家具が好き。無骨な古民家に、「ここなら二人のイメージする家具が置ける」と納得したそうです。

白い壁に適度に入る木の茶色、柔らかな照明の色に包まれた店内は、まるで自宅の居間にいるような暖かさ。来る人の心をほっと和らげてくれます。

 

手抜きをしない、一人一人に向き合うサービス

独立前は目黒のサロンで長く勤務された舘山さん。

「特に得意とされるサービス、体験していただきたいメニューはありますか?」と伺うと、「全般です」と。技術全般のクオリティが高く、シャンプーも手を抜かない。全て一人で行うので、同じ時間帯にはお客様一人しかできません。その分、リラックスし、対話しながら進めることができます。

確かに、前回はカットだけだったけど、今日はカラーもしたい。美容室は多目的に使う場であるので、特定のメニューではなく、どれも安定した品質のサービスを受けられることは重要。お客様にとっては何よりの信頼であり、次回もお願いしようとなります。

その証拠に、目黒から江戸川橋という離れた場所に移っても、舘山さんの技術を慕って通ってくださるお客様で支えられているとのこと。技術はそのままに、舘山さんの思いがより実現された場所。そんな美容室であれば、なじみのお客様が遠くからでも通いたくなるのは当然だとさえ感じさせられます。

 

髪を切るだけの場所ではない、地域のサロンでありたい

穏やかな語り口の舘山さんですが、今後やりたいことを伺うと、特にワクワクした声色で話されます。

「いろんなことに取り組んでいこうと思っています。5月に子どもが生まれたので、お子さんのいるお母さんが安心して来られる場所を作りたいです。ここは完全に貸し切り状態なので、おむつ替えや赤ちゃんが寝られる場所も用意したいと思っています。

江戸川橋周辺は商店街になっていますが、公衆トイレの多目的室しか赤ちゃんの世話ができる場所がありません。授乳室検索アプリに登録し、美容室以外の目的でも使ってほしいです。

そういう意味でCataluとの取り組みはとても楽しみです。美容関係のほか、生活に密着しているものは何でもご紹介したいです。美容室の商品は割と大事に置いてあるので、ここにきて、新しいものと出会って、『これを使ったら暮らしが豊かになりそう』とイメージしてもらえれば。面白いものが置いてあるお店だと思ってもらえればうれしいです。近所のお母さんが、髪も切らないのに買い物に来るような場所が理想ですね(笑)」と。

 

古民家ヘアサロンのイメージは、旅行で訪れた海外の、工場や倉庫跡地に作られた美容室にインスパイヤされたものだといいます。「きれいな場所ではないけれど、もともとここはどんな場所だったのか」と不思議に思うような、ストーリーのある場所。

そんなこれまでの生き方を大切にし、新しい暮らしを作っていける場所にしたい。ナナガツさんは、暖かい思いの詰まった美容室です。