”機械は一切使っていません” 臼と杵を使って作った展勝地もち [株式会社展勝地:岩手県北上市]

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”機械は一切使っていません” 臼と杵を使って作った展勝地もち [株式会社展勝地:岩手県北上市]

株式会社展勝地 展勝地もち 軽石倫史様 岩手県出身

岩手県が誇る北上市の名勝「展勝地」。東北三大桜名所としても知られる桜並木で知られます。

ここで評判の杵つき餅「展勝地もち」が、全国へ向け発売されました。あまりに美味しくて、それが冷凍だとは気付かないほど。

その味と、作り手が誇りと思えるような仕事づくりについて、発売元の株式会社展勝地 軽石社長に伺いました。

 

 

 

 

展勝地もちを作り手の誇りに

 

展勝地餅の特徴は、臼と杵を使って餅つきをして、毎日製造していること。機械は一切使っていません。これは昔の人たちの手法そのままで、職人さんにとっては当たり前のことでした。しかし、この様子を動画にして配信すると大きな変化が現れました。売り場で動画を流すと、お餅の売り上げがぐっと伸びたのです。言葉でいうだけでは伝わらない、「本当に手作りなんだ」という実感と、リズムよくお餅を搗く様子は、お餅に付加価値を与えました。このコンテンツの魅力に気付き、「知れば買いたくなる」ということを確信したのです。餅は食文化の根源。ハレの日に食するもの。商品を通じて文化を発信することは、買い手にその価値を伝え、作り手の誇りにつながります。お餅づくりはきつい仕事。力がなければ美味しい餅はつけません。体を酷使するため、腰痛などの故障も伴います。そこで、軽石さんが何より大切にしているのは、働く人の誇りと思えるような仕事にすること。新聞の取材を受けたり、SNSでの発信も積極的に行っています。最近力を入れているのは、学童保育の子どもたちのおやつにお餅を提供することです。子どもたちが喜ぶのを見るのは、作り手の誇りにつながります。子どもたちが書いてくれた手紙を見せると、職人さんたちも大いに喜んでいたと言います。

 

 

秘密は○○!杵つき餅はなぜおいしいのか?

 

どうして展勝地のお餅はおいしいのか?美味しいお餅を安定して作り続け、そのおいしさを伝えるために、研究・分析を行ったそうです。その秘訣を「ほんとは内緒だけどね」と言いながら教えてくださいました。違いを生むのは、何よりも「温度」。もち米が持っているでんぷん質が熱いうちに良くつぶし、つき上げること。季節やお米の水分量により、何分でつくかを見極め、その時間内に仕上げます。詳しい目安はもちろん門外不出。そのレシピは現場の餅つきチームの誇りとなっています。

 

 

つき手とのせめぎ合い。展勝地もちの熱い商品開発

 

商品開発は折り合いをつけるのが非常に難しい。営業的には、もっとたくさん売りたい、ラインナップを揃えたいと考えますが、作り手が思うクオリティとのすり合わせの連続です。商品開発の工程を伺うと、これまた熱くて面白いのです。例えば、展勝地のいちご大福は、がっちり腰があって、「これぞ餅屋のいちご大福」という重量感。当初軽石さんはじめ営業チームは、「もっと柔らかくしたら?」「市販のいちご大福に寄せてみては?」と提案しましたが、そこは餅つきチームが頑として譲らず。「餅屋の大福を見せてやる」という意気込みで作りました。結果、一日300個を売り切る大ヒット商品に。餅つきチームは「それ見たことか」と意気揚々。軽石さんも「さすがです」とうれしい苦笑い。「作り手がお客さんのことをよくわかっていることに感心した」と語ります。

 

 

2020年、大きな危機を超えて・・・

 

軽石さんの大切にしている言葉は「不易流行」。古い価値観を壊しながらも、変わってはいけないものを大切にすること。観光に関わる企業として、新型コロナウィルス流行を受けた2020年は大きな節目となりました。毎年40万人を集める桜祭りも中止。これは大きなピンチではありましたが、昔からやっている価値の高い商材・コンテンツがあったことは何よりの支えであったと言います。軽石さんたち展勝地の皆さんは、この危機をうまく活かして事業転換につなげました。以前から徐々に取り組んでいた冷凍餅づくりも一気に推進。それを年末のお餅需要にうまくぶつけ、餅屋の売り上げはアップ。桜祭りで上げられなかった収益を完全に取り戻しましたそうです。

 

 

味わって、現地に足を運ぶ。新しい観光モデルを

 

JTBおよびカタルスペースでのお取り組みでご提供いただけるのは、このつきたてのお餅を冷凍したもの。店頭で販売しているものと手法は同じで、冷凍餅だとは気付かないおいしさ。冷凍でも味が損なわれることが少ない甘いタレに絡めたお餅を選び、遠方のお客様にも展勝地のお餅のおいしさを伝えられるようにされています。でも、冷凍でお届けできるのは、現地で味わえるお餅の中のごく一部。「お取り寄せで味わっていただくのは、エンドではなく、始まり」と語ります。味わって、QRコードから動画に飛んでいただき、作り手の様子を見て、「現地に行ってみたい」と思っていただけるフローを作ること。バーチャルとリアルをつなぐ、これからの観光モデルとして大いに期待をされています。

軽石さんは、どんな仕事も行う人の人間性が反映されると話されます。展勝地のお餅は、作り手と売り手の思いがぎゅっと詰まったもの。ぜひ、お餅を通してその思いを受け取ってください。

商品を展示している店舗は...

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