「日本一おいしいお酒が飲める郷」会津を率いる蔵元がつくる常識や前例にとらわれない酒[名倉山酒造株式会社:福島県]

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「日本一おいしいお酒が飲める郷」会津を率いる蔵元がつくる常識や前例にとらわれない酒[名倉山酒造株式会社:福島県]

名倉山酒造株式会社

社長 松本健男様

 

令和2年酒造年度全国新酒鑑評会において、福島県の日本酒17銘柄が金賞に選ばれました。金賞受賞数では史上初となる8年連続の日本一です。そんな全国有数の酒どころである福島県の酒蔵の中でも、鑑評会で数々の賞を受賞し、日本酒ファンから高い評価を受けているのが会津の酒蔵「名倉山酒造」です。

 

今回は、名倉山酒造の4代目である松本健男社長に、名倉山酒造の酒づくりのこだわりについてお話を伺いました。

 

伝統を守りながらも日々チャレンジ

 

名倉山酒造は大正7年に松本醸造所として創業。当時、主流だった越後杜氏ではなく南部杜氏を起用するなど、創業当初から常識や前例にとらわれない、革新的な酒造りを行っている酒蔵です。当初は「竹政宗」という銘柄を販売していましたが、昭和12年頃に猪苗代湖畔にある名倉山の美しさから代表銘柄を「名倉山」に変更し、現在に至ります。

 

名倉山酒造の長男として生まれた松本社長。子どもの頃には、自宅と酒蔵が一緒のような環境で育ったとか。冬になって仕込みが始まるとやって来る杜氏や蔵人たちと暮らす中で、自然と酒造りに興味を持つようになり、物心がつくころには、蔵を継ぐということを意識していたそうです。松本社長が四代目蔵元となったのは昭和61年、若干29歳の時です。以来、先代たちが受け継いできた酒造りの伝統を守りながらも、新しい味わいを求めて日々チャレンジしています。

 

全国新酒鑑評会で12年連続金賞受賞

 

常識や前例にとらわれず、とことん酒質にこだわる。そんな名倉山酒造の取り組みの一つが、松本社長が中心となって立ち上げた「高品質清酒研究会」、通称「金取り会」です。金取り会とは、各種の鑑評会で金賞を目指すことを目標に、有志の酒蔵が集まって、各蔵のしお酒について遠慮なく意見を交わしあう会。

 

お互いの蔵が切磋琢磨する中で、会津の酒蔵全体のレベルが上がると共に、名倉山酒造のお酒は、全国新酒鑑評会では12年連続で金賞受賞(新型コロナウイルスの感染防止で結審が中止された令和2年は入賞)、平成30年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)純米部門で頂点となるトロフィー賞を受賞するなど、国内外のさまざまな鑑評会やコンクールで賞を獲得しています。

 

杜氏と蔵人が醸し出すきれいなあまさ

 

原料となるお米、麹、水、そして技術と、とことん酒質にこだわり続けている名倉山酒造。そのお酒の特徴は、杜氏と蔵人が手間暇惜しまず造り出す「きれいなあまさ」。甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)の五味の調和が取れていて、「口に含むと、ふわっと広がってすっと無くなる。そんな中にもきれいなあまさとほのかな吟醸香が残る」のが理想のお酒と仰る松本社長。

 

最後に、松本社長からこのページをご覧になった方へメッセージをご紹介します。

全国新酒鑑評会で金賞受賞数が8年連続日本一となった福島県。それを牽引しているのが「日本一おいしいお酒が飲める郷」を宣言した会津の酒蔵です。各蔵は、会津らしさを出しながらも、蔵の個性を活かしたお酒を造りを目指して、日々切磋琢磨しています。名倉山酒造のお酒も、それぞれの銘柄の特徴を出しながら、「会津らしさ」や「きれいなあまさ」を表現していますので、ぜひ感じて頂ければと思います。